税務関連2018.2.27
コインランドリー事業担当の谷口です。
以前ブログで即時償却の利点について法人の視点、個人の視点でご記載させていただきました。
ただ個人の場合だと即時償却をすることで得られる大きな利点について今回はご説明させていただ来ます。
(以前のブログ記事 個人編① http://asc-laundry.biz/tax/330/)
通常の即時償却を行った場合でも
・給与と相殺することができる
という大きなメリットがあるためやった方が良いと考えますが、
個人事業主ではさらに青色特別控除という65万円の所得控除があります。
これを最大限に生かすことが出来るのが即時償却です。
例えば新規コインランドリーを開業して何もしない通常通りの会計を行ったとします。
売上 600万円
減価償却費 280万円
営業費用 200万円 (テナント代、洗剤代など)
営業外費用 100万円(支払利息など)
――――――――――――――――――
計 20万円
青色特別控除 △20万円
所得 0円
上記のように所得は控除範囲内なので0円になります。
しかし、青色特別控除で最大65万円も控除できるにも関わらず20万円しか利用できていません。
次は即時償却を行い給与にかかる税金を還付した上で、減価償却費がなくなった場合を考えてみます。
売上 600万円
減価償却費 0円
営業費用 200万円 (テナント代、洗剤代など)
営業外費用 100万円(支払利息など)
――――――――――――――――――
計 300万円
青色特別控除 △65万円
所得 235万円
所得は上がりましたが、青色特別控除は最大限に利用できてます。この控除の差上記の例では45万円ですが、即時償却をしていない場合は13年間それが続きます。
一方で即時償却をしている場合は給与や他の所得にかかる税金を抑え、還付を行った上でこれから先も青色特別控除は常に最大控除額が期待できます。
何かご不明な点ございましたらご連絡ください。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。