税務関連2017.11.10
コインランドリー事業担当の谷口です。
今回は即時償却と税額控除どっちが得かについて説明させていただきます。
また即時償却についての詳細は下記の以前のブログ記事をご参考ください。
(以前の記事:http://asc-laundry.biz/tax/321/)
即時償却についてまとめると2000万円の対象設備を購入すれば2000万円の費用を計上出来、それにかかる当年の税金を消すことができるというものでした。
ただデメリットとしてはその後13年ほどかけて費用として計上出来たものを使ってしまうので、その後の費用の計上が出来なくなります。(それでも利益があるならやった方が良いということが上記ブログに記載されてます)
しかし税額控除はそのデメリットである今後の費用計上についても通常通りの償却が出来ます。つまり、もし手数料や手間を差し引いても十分なプラスがあるのなら、やらない手はない、純粋に得をする制度となります。
ただもちろん注意点がございます。
税額控除の場合は対象額の10%です。つまり、2000万円であれば200万円が対象です。
そして最も重要なポイントは
上記控除はその事業年度の法人税額又は所得税額の20%までが上限となる点です。
つまりいくら控除対象額が200万円あっても、法人税を40万円のみ払っている場合は8万円のみが控除の対象となり、翌年に繰り越せるため来年も同額法人税を40万円のみ払っている場合は8万円、計16万円の節税にしかなりません。
今回の制度法人税額又は所得税額の税額が2年の合計で1000万円以上支払っている方が対象金額2000万円で無駄なく控除額を利用できる方となります。もし上記税金を支払っている場合は税額控除の方が得と言えるかもしれません。
ご不明な点ございましたらご連絡ください。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
※詳細な有利不利判定は顧問税理士もしくは弊社にお問い合わせください。
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